東和田の魔女の城
古い建物を改修して、新しい価値や機能を持たせるコトを「リノベーション」とかいうらしい。
そんな言葉が普及する前からDECO REDはリノベーションし続けてる。
もっとも天の邪鬼なAkadyは、リノベーションじゃなくて「リメイク」だと言い張ってるけど。
そんな言葉が普及する前からDECO REDはリノベーションし続けてる。
もっとも天の邪鬼なAkadyは、リノベーションじゃなくて「リメイク」だと言い張ってるけど。
DECO REDの建物は、元々梱包資材の段ボールを加工していた廃工場。
木造住居と鉄骨モルタルの事務所棟、倉庫兼加工場の建物が「コ」の字型に配置され、凹部にはポリカーボネイトの屋根を架けて荷受け場兼ガレージとした造りは、ちょっとしたラビリンス。
Akadyがオーナーになってからは、時々のスタッフや協力業者を巻き込んで、手作業でリメイクしている。
Akadyは見本市会場や店舗のディスプレイを本業とするデコレーター。
その経験や材料を活かして再生されて来た空間は、部屋毎に異なるテーマを持っていて面白い。
初期のDECO REDは、委託販売のガレージマーケットとして、古着や贈答品、装飾品などが並んでた。
そのうちAkadyが買い付けた生活骨董や、カメラマンのO氏が仕入れたアジア雑貨が並び、怪しさ倍増。
現在はカフェ営業が中心になって、怪しさは少し薄らいだ。…残念。
僕は2000年頃から関わっている。
派遣作業員として培った経験から、建具や調度、照明設備だとか見よう見まねで製造施工したっけね。
最近はあまり頻繁に関われなくなり、既に上描きされて消えたものも有るけれど、僕の作業痕跡はまだあちこちに散見できる。
ケロさんやBちゃん、さおりんとか、時々にスタッフも変わったけど…
今でも時々OBが顔を出してはAkadyにこき使われる。「ちょうどイイ所に来た!」とか言われたらもう逃げられない。
僕も結局去年の冬、ポギャル整備後回しでレンガ敷いてたし。
足繁く通えなくなったのは残念だけど、間を空けて覗きに行くとその分イロイロ変化が楽しめる。
建物も永々とリメイクされ、業態も変化を続け、いつも新鮮なオドロキを提供してくれる。
まぁ、それがAkadyを魔女と呼ぶ由縁。